俺の幼馴染には、真尋という好きな男がいる。
彼女の名前は朱音。どこにでもいるような、普通の女子高生だ。
だけどそんな彼女に、俺は恋をしていた。
「真尋お兄ちゃんが、いつか私を迎えに来てくれる!」
そう言い続けてきた朱音。
どうにかして、彼
女を振り向かせたい。
さいわい、真尋と言う男とは十年以上あっていないそうだ。
今のうちに、朱音の恋心を俺に向けよう。
しかしある日、俺たちの前に突然、真尋が現れてしまい――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-19 21:18:27
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会話率:38%