主人公・森山直樹は福祉職の地方公務員。生まれも育ちも大阪府堺市・・・生粋の堺っ子である。2002年12月、妻・恭子と結婚し、3人の子どもに恵まれて、家も建てた。
表面的には「典型的な日本の家族」に見えていた森山家であったが、時間の経
過とともに不全感を強めていく直樹。40歳を目前に控えたある日、突然恭子に離婚を突きつける…。そこには、とある「家族病理」が暗い影を落としていた。
現代の家族病理…「一卵性親子」に翻弄された、平凡なアラフォー男のストーリー。
※リアリティを出すため、一部実在する地名・機関名を使用していますが、この物語はフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-10 20:00:00
53328文字
会話率:21%