20××年、ニホン。信教の自由の定められたこの国では複数の宗教が同時に存在し、国民それぞれが己の信じた神を自由に信仰していた…と思われていた。しかし、各宗教団体に神からお告げが下り、国を一つの宗教団体で征服するように命令が出されたため、水
面下での宗教戦争が勃発することとなった。ライバル団体を蹴落として国教になるため、信者を増やそうと血眼で試行錯誤する代表や幹部達。彼らの思いとは裏腹に、日和見に無宗教を貫く人々。ごく普通の女子高生であった主人公は、公園で宗教勧誘され拉致られた幼馴染を助けるため、やがてその宗教戦争に巻き込まれることになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-04 01:46:07
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会話率:38%