県立砂嶺高校に通うマコトは低血圧に苦しむ女子高校生。
七月のある暑い朝、自習になったためにクラスではなぜか野球をすることになる。その発起人である木津に、低血圧で動きの鈍いマコトは男子の受けを狙っていると勘違いされ、「ウザイ」と言われてし
まう。
一日中へこみ続けたマコトはその夜、宿題を忘れたことに気づいて学校へと取りに行く。そこに同じく、携帯電話を忘れてしまった木津と出会う。きまずいながらも一緒に教室へと行くことに。ふと窓の外を見たマコトは、学校の門の前にある像が動きまわっているのを見る。
不思議なモノがうごめく夜の学校から、果たして二人は無事に脱出できるのか────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-11 10:11:03
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会話率:48%