四年ほど前。お腹に子供をやどした母親を、その身を盾にして守った女性がいた。
その女性は、世界でも稀有な『遺伝子組み換えされたヒト』であった。彼女が息を引き取ったあと、『コールドスリープ』によってその体が保存された。
だがある日、そ
の体をバイオテクノロジーの研究に利用しようとした研究者によって、盗まれてしまう。
するとその研究者は、無惨な姿で発見されるとともに、研究室にはその女性の足跡が残っていたのだった――。
新たな事件に、遺伝子組み換えされた人、ラッセル・バックが立ち向かう。
彼は自分の片割れとも言えるその女性を、救うことができるのか。
スプラッタ表現なし、児童文学志向の全年齢対象、新感覚ホラー!
秋の夜長に、お楽しみください。
※物書きのゾンビ集会『Zombies are standing out』参加作品
※ただいま改稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-29 00:21:40
19613文字
会話率:28%