小さな村の神主の家に生まれた私。年を重ねた今、自分自身もまた女性神職として、生まれ育ったお宮に奉仕をしています。神職の奉仕の中でのさまざまなエピソードや、幼い日の想い出、また時々気まぐれに顔を出す猫たちとのふれあいなどを書いていきたいと思い
ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-25 17:29:49
31460文字
会話率:8%
遥かな昔、異形の脅威に曝されていた郷を救った四柱の兄弟神が在った。郷の長は神々に深い感謝を込めて四柱を祀る社を築き、一族で守り続ける役目を担うことに決めた。そして。
「ここは四鏡神社、白壁の四鏡を祀る場所ですから。心から願うことがあるな
ら、神々は視て、聞いておられます。そして、どんな形でも。わかりやすく目に見える形ではなくても。必ずしも望んだ形ではなかったとしても。決して捨て置いたりはなさいません。そう、それが……あなたが心から願うことであるなら」
『守りの一族』の末裔である通称・『知識の巫女』は、今日もさまざまなヒトの想いを見守っている。
※神話の内容や信仰の作法はわりとふわっとしています。雰囲気でお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-09 23:00:00
45122文字
会話率:44%