令和の東京で高校生だった大曽根夏妃は、階段から転落して意識を失い、目が覚めたときには白鳥姫香という中学生の体の中に入ってしまっていた。どうやら姫香も夏妃と同じく、階段から転落して意識を失っていたらしい。
姫香は愛らしい外見とは裏腹に性格が
悪く、身勝手な理由でクラスメイトの男子に罪を着せるため、彼に突き落とされたふりをしてわざと階段から落ちるという愚行をやらかしたばかりだった。
姫香の記憶をのぞいてその横暴ぶりを知った夏妃は、姫香の目論見を阻止するため、姫香のこれまでの犯行を全部ゲロって高慢美少女の体で盛大な土下座をかます。そのかいあって無実の男子は無事解放され、代わりに姫香は学校中の嫌われ者に。
どうやらここは、夏妃の知っている東京都ではなく京東都と呼ばれる場所で、どう見てもスカイツリーな建造物はタカイツリーと呼ばれているらしい。
変な世界に迷い込んでしまったことは理解できたものの、元の体に戻る方法もわからず姫香の体でボッチ生活を送る夏妃だったが、まったくへこたれない。
なぜなら夏妃は生まれつき食欲が旺盛で、満腹を知らない胃袋を満たすために数多のデカ盛りメニューを制覇してきた、大食い女子高生だったのだ。
「ごはんがあれば幸せ」と、姫香の体で大好きな白飯をむさぼる夏妃は、十年後に待ち受ける己の運命を知らない。
ここは前世で大人気だったざまぁ系漫画の世界で、姫香の役割は物語冒頭でヒロインの彼氏を寝取る『悪役後輩女』だったなんて──!
≪補足のご説明≫
現在→過去→現在の順でストーリーが進みます。
≪漢字の開きについて≫
作者なりの判断基準で、開く開かないを調整しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 23:27:51
88391文字
会話率:37%
スーパーで働く主人公、かつや。
そして、何もかもが完璧であり容姿端麗……と、思われる、さやか。
この二人を取り巻く濃い登場人物たちの日常コメディ。
最終更新:2022-09-29 20:02:10
9076文字
会話率:45%
博多市が政令指定都市40年を過ぎ、新たに行政特区の仲間入りをした。
それは『特殊最先端技術特区』。ガードマンの代わりに警備を行う『セキュリティガード』。介護用に作られた筋力を一時的に上げる効果があるインナースーツ。新たに発見された天然
資源119番目の元素『トライアンドライト』を加工し、熱伝導率・最硬の金属を作る技術。etc、etc。
様々な技術がこの街を発展させていった。
そんな街で大食い女子校生 鳳 緋奈子のおはなし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-15 14:04:14
14480文字
会話率:53%