たとえば、電車に乗っているとします。
そこで、ぐるっと周りを見てみるとします。
すると、たくさんの顔が目に入ってくるわけです。
マスクで覆われた顔。メガネが載せられた顔。二重の顔、一重の顔、男の顔、女の顔、いい顔、悪い顔、歪ん
だ顔、誠実そうな顔。
それら全部があなたにとっては、全く以て意味のない顔なわけです。もちろん、たまたま知り合いが乗っていたり、芸能人が載っていたりするような場合は除きます。
全部、無意味なんです。それらの顔が良かろうと悪かろうと、男だろうと女だろうと、良かろうと悪かろうと、全く以て、あなたの人生には関わってこない。
だって、思い出してみてください。今までの人生でたまたま電車に乗り合わせただけの人の顔を、どれだけ覚えていますか? 普段の生活の中で、どれだけ思い出しますか?
そういうことです。
あなたも私も誰もかも、この世に生きる80億人ほぼ全員にとって、無意味なわけです。今まで生きてきたすべての人にとって、これから生きるすべての人にとって、全く以て、意味をなさない。何も残せないし、何も生み出さない。
ひたすらひたすら、ただひたすらに老い続けて、最後はしわしわの骨人間になってしまうことが定められているなんて、どうしようもなくミゼラブルな存在。
同時に、意思を持って、生きている間だけは自分の責任のもとで何を行ってもいい自由を与えられた、ハッピーな存在。
まあ、どっちでも正解です。
少なくとも、私が生きている今日という日は、私にとっては、いい日なわけです。
死んじゃう前に、なんとなく、誰かと出会って別れて、なあなあのまんま、「幸せだなあ」なんて言ってみるわけです。
それで、私がなんとなく出会った誰かが、あなた。
せいぜい生きてる間だけでも、一緒に生きてみましょうよ。
悪い夢なんて、全部私が食べてあげます。咀嚼して、私の唾液でどろどろにしてら胃の中の塩酸でやっつけてあげます。
なんとなく、そんな人生でいいんだなって、思うんです。
なあなあでいいから、一緒にいたいわけです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 12:45:14
1536文字
会話率:0%
中学校卒業式が終わった後、少年は川辺で近くの景色をぼーっと眺めていた。少年は生きる意味を無くし、これからどう過ごしていこうかと少し考えていた。
しばらくして辺りを見ると1人の少女が立っていた。少女は目を輝かせており、少年と同じく近くの景色
を眺めていた。
少女の姿を見た少年は少女から目を逸らし先程と同じようにこれからの事を考えようとしたその時、少女は夢を声に出し、笑顔を浮かべていた。
それを聞いた少年は顔をしかめ思わず、
「夢なんて、叶うわけがない。」
ポロッと、言葉を口にしていた。
それを耳にした少女は少年の方に振り向き驚いた表情で少年を見た。少女は少年の様子を見て、ほほえみながらどこか不思議そうに声をかけた───。
これは、そんな2人が出会ったことをきっかけにさまざまなことが起きていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 11:12:09
1833文字
会話率:26%
「刺される夢なんて、なんつー悪夢だ」 主人公である加野裕也はある日可憐な女の子に刺されるという夢を見た。 その日から現れるようになった夢にでてきた可憐な少女。 現れるようになって数日のうちはただ少し見かける程度だったのだが......
最終更新:2021-08-20 04:04:45
1243文字
会話率:13%
絵本の中に、男の子が立っていた。
彼は、自分を妖精だという。
彼には、夢があるのだという。
私には、夢なんて、ない。
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ミドリにとって、小学校生活最後の夏休み。
絵本の中にいる男の子と、黒い人たち。
彼らと過ごした、夏休み。
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ローファンタジー。
完結済み。随時アップしていきます。
----------折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-06 22:32:01
61937文字
会話率:45%
わたしは、最愛の人に婚約破棄をされた。
なのにどうして、今更こんな夢を見るのだろう。
何も知らずに、幸せだと思っていたころの夢なんて、見たくはないのに。
それでもわたしは、夢を見て思ってしまう。――まだ、彼が好きだと。
最終更新:2019-02-04 07:19:18
24763文字
会話率:23%
よく夢見る、勇者の戦いの夢。
俺はそれを信じて騎士団に入ることを目指している。
けれど、現実はそう甘くない。
俺は全く才能のない、ポンコツ。
そしてクラスにいる、天才少女。
夢なんて、所詮夢かもしれない。
だけど、諦めた
くない。
だって、心から願っているなりたい自分なんだから。
そして混じりあう、ポンコツと天才。
その時起こる奇跡とは…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-15 23:34:15
1555文字
会話率:27%
「理想なんて、夢なんて、抱くだけ無駄なんだ」とある出来事により一切の願望を拒絶したジーク。魔力もない、武術も捨てた。そんな彼が住む村に、一人の少女が現れる。
それが運命か偶然か。弱者で理想嫌いな主人公と、世界を救うという大仰な目的を引っ
提げてきた少女が出会った今。この物語の幕が開ける――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-27 15:00:00
49340文字
会話率:42%
夢なんて、見ることもできない。
最終更新:2013-10-01 00:00:00
1066文字
会話率:27%
――人を愛することって、素晴らしいことなんじゃないの?
『僕』と『少女』のクリスマスまでの思い出。
*ギフト企画2009参加作品
最終更新:2009-12-24 00:41:43
2316文字
会話率:3%