「飛翔する神楽 龍田姫追想」で取り上げた能「龍田」の成立背景を考察しました。
最終更新:2020-10-18 23:48:51
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私は企業のウェブサイトや営業ツール、展示会グラフィックなどの企画・コピーライトを生業としています。エネルギー、エンジニアリング、業務システムなどが主戦場なので仕事でエモーショナルな文章を書くことは皆無です。日頃の鬱憤を晴らすべく本能の儘に書
いた「鬼たちに捧ぐ」を始め、羽生結弦選手の演技についての文章が思いもかけずたくさんの方にお読みいただく機会に恵まれ幸せなことでした。鑑賞するこころを教わったのは能楽からです。能は決められた形に忠実に、数百年謡い継がれた言葉、節、演奏を守って演じられなければなりません。それでも、あるいはそれだからこそ演じる者によって全く違った舞台になること、能を能たらしめる無駄をそぎ落とし洗練を極めた表現は、フィジカルな鍛錬を尽くした上にこそ成り立つことに気づかせてくれたのは塚田光太郎の舞台でした。
泉下の光太郎に寄せて、忘れがたい秋の能「龍田」について書かせていただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-18 23:42:38
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2019年フィギュアスケート世界選手権、羽生結弦観戦記。「Origin(オリジン)」を舞う羽生選手の姿は能楽の早舞(はやまい)を見るように神々しく、同時に激しい勝利への渇望をうかがわせる鬼気迫るものでした。これまでのフィギュアスケートの概念
に収まらない独自の流麗な息遣いに雅楽や能楽にさかのぼる和のDNAを感じ、能「黒塚」に重ねました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-03 01:35:29
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