地獄で罪人たちに拷問を与え続ける鬼たちの心境とは、はたしてどのようなものなのだろうか・・?
Kは、直接的な恨みを持ち得ない鬼たちが、たとえ罪人とはいえ拷問を続けられるその動機というものが、判らず考え込んでしまう。たとえその被害者であったとし
て、拷問を際限なく繰り返すことは不可能ではないだろうか? 自分が人間界において、人を傷つけることに何の躊躇もなかったKではあるが、さすがに、これを行使する自信がない。ふと考え込むうちに、周囲を凶暴な地獄犬、地獄ネコたちに取り囲まれてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-16 11:16:17
2470文字
会話率:13%
地獄界に来たKは、そこで罪人たちを処刑している鬼たちに見つかってしまった。鬼たちはKが、処罰されるべき罪人としてここ、地獄に来たのではないことを知ると、Kをポーンと放り出し、元の仕事に戻ってしまう。
Kは、慌てて逃げだすと、次の処刑上に辿り
つく。そこでは、先ほどとはまた別のいでたちをした鬼たちが、罪人を咎めるように、処刑を繰り返す。Kは、そこにいる鬼たちに、先ほどのような恐ろしさ、ではなう、また、別の違う感情を抱いていることに気づく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-05 13:42:19
2415文字
会話率:39%