「護衛官にならなければただの犯罪者として一生を終えていただろう男」――と評される四郎(しろう)。一見すると好青年だが、中身は笑顔で相手の喉笛を噛み千切るただの「狂犬」だともっぱらの噂である。女が希少な世界で四郎は女にも男にも興味を持たなかっ
たが、それゆえに護衛官としては優秀として扱われる。だがあるとき護衛したワケありの少女――千世(ちせ)の身体能力にひと目惚れして以来、執着し追いかけ回すようになる。内部で問題視される四郎の行動を諫めるべく、周囲は相性診断を受けさせるが、結果は「最高の相性」。千世は妊娠能力が限りなく低いために最低ランク女性に格付けされていたが、その結果から一転、四郎を夫にしろと紹介されることになる。しかし千世のそばにはすでに、女性保護局の職員でもある恋人の朔良(さくら)がいて……。
※「狂犬」が「忠犬」になるまでの話。視点がころころ変わる上、いつも以上にご都合主義です。
※他投稿サイトにも掲載。
※全40話、完結まで予約投稿済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-04 00:00:00
80679文字
会話率:30%
緋月が灯る夜に、女を一人拐かした。
心が伴わないまま、体は丁重に扱った事が災いしたらしい。思い切り噛み千切られた。
やはり完全が崩れるのはいい物だね。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事
項2
幻想的奇譚です。
今回のメインは分離したエログロ。(多分……)
愛のない恋愛です。R15です。
残酷な描写と、事後の表現があります。
苦手な方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-09 18:05:18
906文字
会話率:39%
世界は変わった。
人類の叡智が飛んでいた大空は龍が舞い。 深海から現れた侵略者に大海は人類を見放す。 大陸は数多の魔物が跋扈し――――百万の魔王と百万の迷宮が存在する、混沌の世界へと変貌した。
人々は恐れる。
筋骨隆々の斧を
持つミノタウルス。 目にもとまらぬ早さで首を噛み千切るシルバーウルフ。 可愛らしい外見で人を惑わすフェアリー。 醜怪で醜悪で生者を憎むグール。
いいや。
『小柄、貧弱、無知、あるのは邪悪と狂気と殺意』
一体ではちっぽけな、寄り集まれば強悪な魔物。
大陸に住む人々はそんな魔物を、もっとも恐れていた……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-19 20:53:30
27285文字
会話率:32%