王妃は旦那から衝撃的な発言を聞いた。
「私は、女性に興味がないんだ」
この発言に王妃はよろめい――たりはせず、片足を一歩前へ踏み出し、旦那に詰め寄ったのである。
「そういうことはもっと早くに仰ってくださいませ!ああ、もう少し早く仰って
頂いていれば対応出来ましたのに…!」
これは、とある王国の城で繰り広げられる、王妃と王の数カ月の攻防戦。
王妃は瞳を輝かせ、王は遠い目をし、今日も城は賑やであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-16 17:24:57
15977文字
会話率:50%
白雪姫のことが大好きな王妃様。
白雪姫と一緒に住めるからという理由で王様と結婚した王妃様は毎日白雪姫の写真を撮ったり、魔法の鏡で白雪姫を見たり幸せな毎日を送っている。
王妃様が大好きな、可哀想な王様は、王妃様が自分に構ってくれない
事を嘆いている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-16 22:00:00
1326文字
会話率:42%
夢を見た。
しわくちゃになったシーツを掴んで思う。こんな風だった。こんな風に俺は夢の中で掌を火傷した。この滑らかなシーツの感触と同じくらい、リアルで生々しい夢だった。
……そうして顔を上げた先にいたのは、部屋にいるはずのない異物。
彼は言っ
た。仰々しく、実に楽しそうに。
「君は命を狙われた可哀想な王様だ」
……俺はこいつに言いたい。18世紀に帰ってしまえと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-03 21:07:44
1505文字
会話率:11%