曲亭馬琴の八犬伝を新解釈で、描き上げる!真相八犬伝!
幕末、上野戦争で敵弾に倒れた仁右衛門は赤子の泣き声を耳にする。その子供は、八犬士が持つとされる、宝玉を手にしていて……
最終更新:2017-10-14 04:54:54
19478文字
会話率:31%
主人公の扇島うきはは、幼馴染のイサムの体を治すため願いをかける。
願いがかなう時、彼を含む「今」から記憶と存在が消えていく。ゆっくりとゆっくりと消えていくのだ。
願いをかなえるために、時代を少しだけ改編するため幕末から明治の変動期へと行く彼
女を新撰組の原田佐之助が支える。
悲しい願いの先に、何を望むのか。
うきはの生きる「今」と佐之助が生きた「過去」主に、うきはを軸に物語は進む。背負った左腕の十字の痣は、ただ大切な人の未来のために願った一瞬の、しかし、その時に現れたうきはの最大の気持ちからの願いなのだ。
消える最後の一瞬まで彼を思い続け、記憶から消えてから気づくイサムの喪失感を描いた物語。
※平行執筆中戯曲の小説版となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-06 23:52:39
1333文字
会話率:67%