――音は、不思議だ。生まれた瞬間から消えていく。
主人公・唯人(ゆいと)が大学の軽音サークルで組んだバンド“トリプルワイ”は、大学三年時の“引退ライブ”を最後に解散したはずだった。しかし、リーダー陽介の呼びかけにより、就職活動を終えて
卒業を間近に控えた今、改めて“卒業公演”をすることに。
……永遠には続かない、ひとときの風景。
✳︎ 以前投稿した短編「ノアの憂鬱」(https://ncode.syosetu.com/n9068jh/)の、その後のお話です。単体でも読めるとは思いますが、前作を先にお読みいただいたほうがスムーズかもしれません。(前作のラストの文と、本作の冒頭は対応しています。)登場人物だけ簡単に、以下に載せます。
また、予定より少し長くなったので、前後編に分けました。後編はなるべく早く、遅くとも2月中には投稿したいと思っています。
✳︎ トリプルワイ:大学の軽音サークルにて結成されたバンド。
・唯人(主人公):ベース
・陽介:ギター&ボーカル
・康之:ドラム
(・光希:陽介の妹、高校生)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 06:30:00
8831文字
会話率:28%
大学演劇部の1回生と4回生の純愛短編小説。
*2010年頃に個人サイト『灰色スペクトル』にて掲載していた小説です。
情報や言い回しの古さは何卒ご勘弁ください。
最終更新:2024-08-17 23:41:07
4120文字
会話率:24%
「別れて欲しいの」
交際していた彼女に、「夢だったアイドルになる」こと、「これからは私のことが好きなファン全員の恋人になる」と告げられた空木常若は、彼女と別れた。
彼女と出会い交際するまでの日々を夢見た常若は、彼女のことが狂おしいほど
好きであると気づいてしまう。
そんな中、幼馴染の神奈川焔華が常若を好きだと告白する。
ある人物の逆恨みにより、常若との関係を週刊誌に暴露された虹花は謝罪会見を行う。「アイドルになる為に大好きな人とお別れした」「ファンのみんなが恋人」であると告げた虹花は、会見の直前「テレビに映る私は本当の私じゃないから泣かないで。アイドルを卒業するまで待っていてほしい」と告げ、常若はそれを了承する。
それから4年後。デビュー5周年の記念日に卒業公演を終えた虹花は、常若を呼び出す。
「常若くんを好きな気持ち以外、全部嘘なの」虹花は人に言えない秘密を嘘で塗り固め、虚像のアイドルとしてステージに立っていた。
「これからは嘘で塗装された虹色の薔薇としてではなく。常若くんの色に染まる白い薔薇として、ずっと一緒にいるから」虹花の嘘と本音を聞いた常若の返答はー-
☆
★特殊体質のダウナー系男子・素直になれないツンツン系幼馴染・嘘で塗り固められた国民的アイドルの三角関係
★ファンに大金貢がせておきながらファンにいい顔して彼ぴっぴとよろしくやってる国民的アイドルが熱愛報道をすっぱ抜かれて一度は熱愛を否定するが、アイドルを卒業後幸せになる話。
★ブラウザの検索機能を使って「*」を検索すると、長編小説のように読めます。何日かに分けて読みたい方は番号をメモすると栞代わりとしてお使いいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-23 17:41:09
67290文字
会話率:60%