帝国の三級市民であり、またその出自からC級冒険者に留め空かれる 38歳のおっさんグッタベル。 成り行きで至聖騎士(ハイパラディン)となってしまった。 ヴァッサー帝国 第三王女ジョレーヌ=ファム=ヴァッサハーブ をリーダーとした、魔人王討伐
部隊(パーティー)に組み入れられ、艱難辛苦の末、魔王城に到達、魔人王との対決の前に、ジョレーヌに裏切られ、たった一人で戦う事になった。
魔人王と相打ちになり、魔人王が長き眠りにつく前に、彼にトンデモナイ呪いをかけた。
魔人王ガイル・ラベクが覗いた、グッタベルの過去に、彼は魔人族の未来を見たのただった。 右腕の魔剣フェガリを与え、グッタベルの命を長らえさせた後、魔人王は眠りにつく。 魔王の贈り物である、その呪いはグッタベルの人種、肉体、性別までも変容させるものだった。
グッタベルは、魔人王が再度目覚めるその時まで、魔族の者達を護り育んでいく事になる。
この物語は、そんな 元至聖騎士(ハイパラディン)グッタベルの、七転八倒の記録。
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TSものです。 お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-15 18:59:48
25187文字
会話率:43%
少女は土牢の中で終末の神夢をみる。そこでは神々が災厄によって死に絶えている。虚空の玉座にもたれる鴉のような魔術師に世界霊達が救いを求めていた。彼は取り合わず、彼女をみつめるかのようにいう。「リュティーよ、リテュエルセス。半妖半魔の相反する血
を合わせし娘。汝は扉にして我は鍵なり。我を呼べ、我らが約定の時ぞ」
/少女は、混沌の指輪の封印を解くため、水魔王によって生み出された、半妖精半妖魔の混血だった。彼女は寺院に拾われて育つが、決して馴れることのない獣のようだった。孤独から召喚した魔物を幼なじみにしていたが、欺かれて女神像に隠されている指輪の封印を解いてしまう。水魔王は役目を終えた彼女を処分しようと寺院に焼き打ちをかけた。魔物の軍に追いつめられた彼女は「鴉」を神降ろしする。
/気がつくと魔術師に寝かされていた。彼は彼女を小仙女(リュティー)と呼ぶ。彼女は「恩は必ず返し、怨みは必ずはらす」と誓い、「何にも従わない、何にも騙されない、何にも頼らない力がほしい」と願う。魔術師は告げる、「四つの秘法と三つの神宝を手に入れろ。そうすれば水魔王から指輪を取り戻し、世界を救いも滅ぼしも出来る。その過程でお前は九度死し、九度甦るだろう」それを求めて彼女は旅立つ。魔術師は鴉の姿をとった使い魔として彼女を助け、夜は人の姿で師として導くことを約する。
/旅の途中、盗賊達の陵辱から傭兵によって救われ同行する。彼は故郷にいる病気の妹のため傭兵として稼いでいた。“青銅の大鷲シグルム”という通り名は彼の身に着ける呪われた鎧に由来する。彼女は占術から妹の身の異変をしって彼に帰郷をうながす。妹は邪な呪術師に誑かされた村人達によって生贄にされていた。彼らはそれを隠して傭兵を騙し討ちし、鎧の呪いために狂戦士となった傭兵が村人をすべて殺戮する。彼女は残された赤子を庇って身を投げ出し――。
/こちらから転載 http://ameblo.jp/yumemiruhiruko/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-11 10:00:00
29097文字
会話率:23%