星の名とも地域の名とも判然としないスカラボウルと呼ばれる土地では、クラック虫という破裂する虫が辺りをおおって煙を吐き出す虫霧現象により、視界もままならなかった。しかしこのクラック虫と呼ばれる虫がエネルギーとして有効であることがわかると、それ
を利用した<バグモーティヴ>と名付けられる発動機が開発され、人々の生活全般を支える原動力となっていく。そして主にそれは乗用人型二足歩行メカ<クラックウォーカー>として多く生産されて、この土地のテラフォーミング事業のための開拓推進のシンボルとなっていった。
主人公ウメコはクラックウォーカーを繰って、この土地のエネルギー補給のための虫捕りを労務とする<捕虫労>という身分だ。捕虫労組合に所属する捕虫班<レモンドロップスiii>の班員として、ノルマに明け暮れる毎日だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 23:35:18
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日本最後の坑内掘り炭鉱であるオソツナイ炭砿では、会社が閉山の提案をしているのを知らず、燃料資源庁は増産の要請をする。要請の席上で、労組執行委員長は、何をいまさら国内炭だ!と激昂する。
屈辱の二度目の閉山を受け入れようとする炭鉱マン、杜撰なエ
ネルギー政策の尻拭いを、かつて切り捨てた者たちに押し付けようとする燃料資源庁の役人との攻防
『エブリスタ』にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-09 11:49:08
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主人公の羽鳥光は、過労が元で事故死し、天国へとスカウトされた。
天使として働く事に希望を見出だし了承するが、地上以上のブラック労働が蔓延る天国の現状に失望する。
そして彼は、悪魔の少女の一言をヒントに、天国に労組を作ろうとする。
最終更新:2019-10-29 22:59:23
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日本の労働者
これからは「お国のために」
最終更新:2019-06-05 21:25:49
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旅客機に乗務するスチュワーデス
膀胱炎をめぐり、労使の対立が激化した時代が
最終更新:2019-04-12 17:56:06
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ふと思い立って、数年前にYahooブログ(Меч и Щит Японий http://blogs.yahoo.co.jp/totdjo)に掲載していたものを、今更ながら、多少の修正を加えて再掲することにしました。
国家経済計画省リベラ
ル公務労働者評議会中央委員会幹部会は、組合組織率の低下に悩まされていた。そんな中、組合委員長と書記局長は、新規組合員を獲得すべく、ブログでの情報発信という策を思いつく。で、ブログを作成し、記事を掲載したのはいいが、世間離れした組合執行部の感覚が世間一般の常識に対して矛盾を来さないはずがなく、ぶっちゃけ、とんでもないことに……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-14 23:45:22
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