冴え渡る武芸、各種属性魔法、召喚魔法、付与魔法、錬金魔法――。それらすべてを携えていたらしい俺は、一年半で異世界を救った。
久しぶりの地球。とにかく何もかもが輝いて見えた。よっしゃ、日常を満喫してやるぜ――!と思った矢先、再召喚されてしまっ
た。
俺の地球ライフは?日常は?そんな俺の問いかけを無視するように、次々と明かされる真実。
どうやら、過去に救った世界に再召喚されたらしい。培った経験や知識、技能などはそのままに、俺は再び異世界に召喚されてしまったのだ。
――もう嫌だ。勇者なんて苦行やってられるか!俺はゆっくり暮らすんだ!
そうして始めたスローライフへ至る大計画。――しかし、なぜかその傍らには、以前敵対していた魔王の影があった!
何で?どうして?疑問は尽きないが、それでも打算から魔王と一緒にスローライフ計画を進めていく。
そんなさなか。
「私は、貴方のことが異性として気になっている――どう?」
いや、どう?と言われましても。
こうして、スローライフへ至る物語は幕を開けたのだった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-01 19:04:44
126718文字
会話率:46%