「すべてを極めたい。そっちのほうが楽しいだろう」
ある日、40人の生徒は異世界へと召喚される。様々な国が覇権を求めて争う世界へと。優れた能力を得た多くの生徒が召喚した者の願いに応え、国の勇者として戦う道を選ぶなか、上地森羅は彼らと別の道を
行く。戦を知り、世界を知り、己を極めるために。
文字を書き、組み合わせて武具を成し、神話と伝承をその身に宿し、英雄ではない人の道を、地を行く者の至る場所は。
地を這う者らに誉れあれ。
*世界観的にはよくあるファンタジーものに近いです。ダンジョンもあります。が、主人公がそれらに関わることはそれほどありません。どちらかと言うと戦争のほうが多いです。また、様々な種族が登場しますが、ありがちな「人間族」「魔人族」「獣人族」といった表現は(妙に人間が中心になった、私達のいる世界の常識でその世界を語っている気がするので)しません。
三人称です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-18 16:40:12
77683文字
会話率:55%