橙色の石が守る世界、ルアディス。
その石を支えるのは、女神と、そして女神候補の歌姫たちの歌。
過去の出来事により歌うことができなくなった歌姫、ホロ。
平凡な自分が嫌なのに、非凡な二人に挟まれて常に手綱を握っている歌姫、エラ。
そして、女神
最有力候補の力を持つ歌姫、シス。
ホロ、エラ、シスの三人がそれぞれ主体となるお話を描いていきます。
◎死を歌う歌姫。(ホロ編)
ホロは、ある日出会った男性、ヴィルの暴言ともとれる挑発がきっかけで歌を歌い、力を暴走させてしまう。
そのせいで石が割れてしまい、欠片は様々な場所へと散らばってしまう。
責任を感じたホロは、女神の指示により、エラとシス、そして初めて出会う騎士たちと共に欠片を集める旅に出る。
その中には、きっかけになったヴィルもいて――……。
◎愛を歌う歌姫。(エラ編)
捕らえられたエラ。
檻の中で歌を歌い続けるエラは、番人から毎日、石を投げられていた。
徐々にエスカレートしていく暴力の中、現われたトレイ。
会話を重ねていくうちに、二人の間になにかが芽生え始めるけれど……。
◎命を歌う歌姫。(シス編)
よく外で遊ぶ女の子だったシス。
兄のように慕っていたティアナから告げられた事実によって、シスは一人の女の子から、歌姫へと変わっていく――……。
残酷描写は緩めですが、主要人物や、それに近しい登場人物が暴力に苦しんだり、血を流したりする場面がございます。ご注意ください。
よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-30 23:00:00
164427文字
会話率:38%