海風の吹く森で生まれて育ったお喋りなオウムは、商船で歌を歌い、海賊船で船長に溺愛されていた。だが海賊の船長が捕まった時、美しすぎるオウムは王女への献上品とされて、口の悪さゆえに森に捨てられ、そして傷を癒して、オウムとしての寿命を終えた。
だ
がオウムは、その聖なる森が、三百年に一度、国の王子に与える花嫁として、人間に生まれ変わる事になった。
オウムのハデアカが人間の花嫁として、王族と対面する日の前日、とある男が現れた。
そしてハデアカは、その男について行ってしまったのだ。
これは、寂しがりのオウムだった少女が、一人の男と出会い、幸せになる物語……のはず
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 17:17:52
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会話率:45%