昼休みの教室。
みんなが騒ぐ中、西堂 悠(さいどう はるか)は静かにページをめくっていた。
「…お前、本とか読めんの?」
声をかけてきたのは、クラスでも有名な不良――三枝雅哉(さえぐさ まさや)。
うるさくて、怖くて、絶対に関わらないと思
ってた相手。
でも、なぜか雅哉はそれからもちょくちょく話しかけてくる。
「その本、おもしろい?」
「お前ってさ、なんでそんな静かなん?」
不器用でぶっきらぼうな雅哉の言葉に、悠の心は少しずつ揺れていく。
初めて知った、名前の呼び方。
初めて触れた、大きな手。
初めて感じた、胸の痛みとぬくもり。
これは、教室の片隅から始まった
真逆なふたりの、やさしくて真っすぐな恋の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 00:07:33
19921文字
会話率:49%
いままで接点もなくあまり交流のなかったクラスメイトと、ふとしたきっかけで仲良くなる話。
明るいチャラ男×素朴な優等生 のイメージ。
受け視点です。
本文には、暴力シーンと未成年の喫煙をほのめかす描写が含まれますが、この文章はそれらを肯定す
るものではありません。
▼登場人物
大上和希(おおかみ かずき)
紅林了(くればやし りょう)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-14 17:00:00
7014文字
会話率:53%
入学してから一度も学年主席を譲ったことのないとある私立男子校二年の優等生・生徒会書記の響は、ある日の生徒会交流会で、因縁に近い最悪な相手と再会する。
もう二度と関わりあいを持ちたくなかった響だが強引な相手に振り回されていきーーー!?
「
荒野の薔薇は冬に咲く」での歯止め役・響sideのストーリー。
***関西弁微S×プライド高優等生/因縁/甘々
※この作品は港みらいの前作「荒野の薔薇は冬に咲く」のスピンオフ作品です。単独でも読めないことはないですが、先に「荒野の〜」を読まれてから読まれることをお勧めします。
※この作品は港みらいが運営するオリジナルbl小説サイト「高潔の堕天使」でも連載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-07 23:40:29
7572文字
会話率:47%