「どうせ俺は、嘘つきだよ」
祖父の財力と権力で好き勝手に生きてきた神乃乙矢は、旅先の湖から見知らぬ砂漠のオアシスへとトリップしてしまう。
そこで出会ったファリスという名の青年に運命を感じたはいいが、異世界に来てから乙矢が唐突に得てしまった
力は人々の嫌悪と憎悪の対象だった。
周囲から向けられる理不尽な敵意に混乱しつつも、乙矢は嘘と虚勢を武器に様々な出来事を乗り切っていこうとするが──。
砂漠の大地を舞台に繰り広げられる、異世界トリップファンタジー!
「好きだと言えば、喜んでもらえる相手になりたかった──」
※この作品はKindleでも配信しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-24 22:00:00
147953文字
会話率:45%