舞台は異世界「アレンガルド」、そこはかつて世界神と邪神が支配権を賭けて争った世界。
世界神の手により、地球より転移したいじめられっ子の少年・多田周太は『勇者』として順風満帆な生活を送っていたが、ある日突如現れた青年に聖剣ーー即ち勇者の称号を
奪われた。
訳の分からないまま偽勇者、邪神の眷属の烙印を押された周太は屋敷を焼かれ、養子を殺され、神にも見捨てられる。
『俺の全てを以って、奴等の全てを穢してみせる。その時の表情を見るまでは死ぬものか』
神の雷に全身を焼かれながらも、最愛の人を代償に生き延びた少年は。
名を変え、
心を捨て、
全てを憎み、
世界に挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-28 11:00:00
15399文字
会話率:31%