ある日ある場所の小学校、五年三組の国語の授業。
『運命の一冊』を語る作文発表の授業が始まった。教師があらかじめ作文に目を通し、朗読する生徒を指名する。主人公の少年も指名され朗読を始める。少年が語る一冊は祖父の形見の本のことだという。
祖父の集めた数々の奇書。お気に入りの一冊はラテン語で書かれており、祖父は翻訳途中で他界。少年はITを駆使して翻訳を引き継いでいると語る。翻訳を進めるうち、なんとこの本は魔術書ではないかと少年は推測するに至ったというのだが――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 07:09:47
11946文字
会話率:10%
「ぼくのお父さんはフラグ折り士です」
今日は浅瀬小学校の土曜参観の日。教室の後ろで多くの保護者たちが見守る中、5年3組では作文の発表が行われている。
先生に当てられて発表を始めた畠中の作文にその場にいた全員は戸惑いを隠せない。
「畠中く
ん、フラグ折り士ってなにかな?」
川上先生は質問を投げるが畠中は質問を無視して音読を続けていく……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-26 18:26:55
3108文字
会話率:62%
授業参観を前に、『家族』をテーマにした作文の宿題が出た。
当日は問題点のない作文2人だけの発表に…
外側(社会や他者)から見た問題点とは?
内側(身内や本人)からの普通とは?
家族って何?
問題って何?
国語の授業と日本語の授業の違い
って何?
考えるきっかけにして欲しいフィクション小説です。
感想は全て閲覧しますが、コメントは控えます。
家族の数だけ、本人の数だけ、それぞれの『普通』と『幸せ』があると思うので。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-05 11:48:20
1386文字
会話率:0%
我々とは違う世界のとある小学校。新任のコークス先生は初めて、授業参観を迎える。その日の授業は国語で『家族について作文発表』をすることで、授業参観にはもってこいの授業内容だ。子供の純粋な目線で書かれた作文にコークスはタジタジになるが……
最終更新:2017-03-17 07:10:39
2438文字
会話率:47%
入学早々の好きなものというお題の作文発表で女の子向けアニメのキャラクターが好きだと発表した主人公。
当然クラスメイトからは奇異の目で見られてしまい、次の日からキャラクターの頭文字をとったM2(エムツー)というあだ名になってしまう。
そんなあ
だ名が付いて数ヶ月……主人公が危ない目に逢おうとしているところに、そのキャラクターが現れる。
はたして本物か偽者か。そしてその目的とは?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-21 23:31:12
5283文字
会話率:26%