本業は大学の研究職で、趣味はWeb小説の執筆。妻の仁美とは結婚して三年目。作品も運良く書籍化されてホッと一息。僕、城木聖司の人生は公私共々それなりに充実していた。そのはずだった。
だけど頭痛の種は、仁美も同じようにWeb小説の執筆をして
いるということ。
夫婦の間で隠し事は無い方がいい。だけどどうしても言えないことだってある。言った瞬間、全てが壊れてしまいそうで。
これは某Web小説投稿サイトを巡る、どこにでもある笑い話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-06 22:32:15
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会話率:32%