魔王アーヴィンは“災厄の王”。魔王城に入った者のほとんどが帰らず、彼の名は人々の恐怖そのものだった。
一方、むっちり体型の転生勇者ミリアは、魔王討伐に何度も失敗し、最初の転生先の村から「倒すまで帰ってくるな」と放り出されたポンコツ。
だ
が──魔王は彼女に一目惚れしていた。
「君のためならなんでもする」
「じゃあ倒したことにしていい?」
「いいよ」
帰還方法も不明なまま、“無事倒した”という安堵と満身創痍で気絶したミリアは、
世界最恐の魔王に徹底的に甘やかされる新婚(?)生活へ突入する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 12:30:00
7621文字
会話率:36%