「毎日毎日退屈なので、何か面白い事が起こりますように!あわよくば可愛い彼女が出来ますように!」
望んでいたのはひと夏のちょっとした刺激。彼女が出来た友人に「彼女が欲しいなら神頼みでもしてみれば」と揶揄われ、なんとなく帰り道にある神社でお願い
してみた涼介。
まさか翌日から夏休みだというのに、顔のような模様を描いた半紙で顔を隠した不審者にゼロ距離で迫られ、気が付くと薄暗い森の中。
化け物に襲われたり、やけに美形のおっさんくさい人とか、首が伸びる女の人とか猫又だとか、そういう非日常を望んだわけじゃないんです。
「神隠し?あんなもんただの誘拐じゃよ」そんな恐ろしい事があってたまるか。なんとしてでも昼間に生活出来る元の世界へ帰りたい。
…で、どうやって帰るんでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-22 23:47:11
52560文字
会話率:54%
林間学校での授業を終え、下山途中、200人ほどの学校関係者が姿を消した。伸びる何者かに、次々と襲われたのだ。無事逃げ切った二人の女子生徒だったが、惨劇はまだ、終わってはいなかった。執拗に迫る伸びる女。そしてこの謎の生物には、さらなる秘密が隠
されていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-11 11:00:00
10055文字
会話率:17%