失踪した妻が残した手紙に従いエデルは息子と共に彼女の実家を訪れた。そこで出会ったのは、美しい姉君。その美貌と広大な領地を収める辺境伯という地位にあるがゆえに多くの人間が彼女を望んだが、彼女はその全てを退けてきた。だが、家の為に一族より望まぬ
婚姻を押しつけられそうになっていた彼女は、出会ったばかりのエデルとの結婚を望んだ。そこからエデルの苦悩の日々は始まった……………ってシリアスバージョンで書けばこんな感じでしょうか。短編を読まれた方はおわかりだと思いますが、中身はあんな感じなので。
「待って、やめて下さい。やめてー」「うん?なぜだ?家族を守るのは妻たる私の役目だ」「お母様のお好きなように。後始末は僕たちでがんばりますから」
天然人たらしの引き取られた夫(通称:猛獣使い)、辺境の女帝と呼ばれるどこまでも格好良い妻(通称:猛獣)、悟りを開きそうな息子(のちの通称:魔王、もしくはサンマオ(参謀ポジションなのに魔王感が半端ねぇ))、目指せ!仲良し一家のほのぼのハートフル辺境ライフ。胸キュンもあるよ(多分、いける!……かなぁ)短編の続きです。あっちが出会い編ならこっちは家族編という感じです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 00:14:20
191987文字
会話率:45%
関西のある町に有名な仲良し一家が住んでいた。
テンガロンハットが似合うダンディーな四十歳で喫茶店のオーナーの父親中谷達義。
今でも達義を愛する妻であり優しい母親で達義と同じ喫茶店で働く母親中谷和子。
中谷家の長男で一卵性双生児の兄弟達也と和
也は、兄達也は和也を命がけで守り、弟和也は達也を心から尊敬していた。
中谷家の三男坊和義はやんちゃな子供。
この五人家族は誰からも認められた仲良し一家のはずだった。しかし、和也が古井戸に落ちてから、この一家の秘密が暴かれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-16 14:39:42
83342文字
会話率:52%
某県某所にある庭付き一軒家に、藍川さん一家は住んでいる。
万年新婚気分の一家の大黒柱と、一部で年齢不詳と評判の可愛らしい奥さん、常識人の長男に、すっとぼけた天然次男。
それから、忘れちゃいけないのが一人娘の六花である。
兄弟げんか、夫婦げ
んかがないとは言わないが、順風満帆、平穏無事のおだやかな日々を送っていた、そんな一家のお隣に、春、ぼんやりとした風情の青年が越してきた。
話せばとてもほがらかで、礼儀正しい彼に、藍川さんたちは親交をふかめていくが、どうにも六花だけは彼を好きになれないらしい。
長男だけはそれをひしひしと実感していたが、他の家族はそうと気付かずそれがとうとう、悲劇をもたらした(極地的に)。
個性豊かな藍川さん一家と、藍川さんちの白猫・六花、おとなりさんの(自称)猫フェチ・黒瀬十夜が繰り広げる日常と、それ以外のおはなし。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-24 20:44:06
14670文字
会話率:28%