仮想社会MMO発売!
最終更新:2023-07-04 09:07:33
1802文字
会話率:71%
《揺り籠》と呼ばれる半永久睡眠・生命維持装置兼仮想ネットワーク接続機構の開発により、人々が仮想空間で生活するようになった『完全非接触型社会』。
物理的接触を『不浄』として排除した仮想社会《大揺籃》で人々は平穏で豊かな生活を送っている。
少女レイネは友人のハクナと共に前時代の書物のデータを読み漁り、社会から排除された身体的接触の意味について考えながら、《揺り籠》の『外』--仮想ではなく現実の世界への憧れを募らせていた。
そんなある日、レイネはハクナが『外に出たことがある』という噂を聞く。
噂は真実ではなかったものの、ハクナが『外』に出ようとしていることを知ったレイネは、友人のマヤに心配されながらも、ハクナと一緒に『外』を目指すことを決める。
仮想社会の中枢機関・セントラルにアクセスし、《揺り籠》の制御権を得ようとするハクナの計画により、二人は秘密裏に用意したバックドアからの脱出を試みるが--
※pixivに掲載した作品のノーカット版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-24 22:44:34
19888文字
会話率:55%
人類が太陽系のあらゆる地平を開拓しつくした未来。光速の壁は未だ人類の行く手に立ちふさがっており、仮想社会では満たされぬ人類の開拓欲と物欲は、新たな現実の地平を求めていた。
新たな地平創出のためのプロジェクトのひとつ、エウロパで行われていた
「セカンドクリエイション」は、エウロパそのものをエネルギーとして新しい世界を創造し、移住地に仕立て上げるものだった。
そこは、この宇宙とは別の世界で、最初は単なる平面と、それに隔てられた二つの空間があるだけだったが、エウロパの地表に点在するラボの実験で、次第に世界として意味が付け加えられていった。
平面は地表となり、その下は地下、上は空となり、起伏が作られ、光が生まれていった。
チノは地球でオンライン仮想社会のプロデューサーを長年努めてきた政府役人だったが、セカンドクリエイションへの参加を命じられ、地球圏からエウロパへやってきた。新たな地平は、観測者を送り込む段階に来ており、観測者が地平に降り立つと、その世界の物理法則や物質の意味、尺度と時間が与えられるという。オンライン仮想社会をいくつもデザインしプロデュースしてきたチノが創造主に適任だというのだ。
無垢なる地平に、今、新たな世界が生まれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-10 20:54:37
19206文字
会話率:32%
ーあらすじー
俺たちの学校は、東アジア工学機動隊育成高等学校AI精神仮想医学部。でも毎日遊んでる。
近未来年 冬。
この時代にAIの精神科医になり工学機動隊員になるのは、みんなの憧れでもあり大きな夢だ。だってさ、女子にもてるんだぜ。俺たちは
過去の高校生諸君とは違い、世の中に影響力を一番及ぼす世代。つまりは、責任感を一番に抱える世代となった。俺たち生徒は、新しい意識生命体人工知能イライザを活用し、人工が爆発寸前の東アジアの運営にとてつもない成果を作り上げた。
それからというもの、医学は大幅に進歩技術が自然に拡散され、全世界の99パーセントの病気 事故が撲滅される。それは、イライザの超管理シュミレーターシステム、しーりの効果であり、何か問題が起こる前に仮想社会で何度も破壊と想像を繰り返しその最善の答えを民に提供した。しかし、国民の満足度が100パーセント満たされることはなく、毎日アンチな苦情がイライザを心底困れせた。そんなある日、学校で全てのつなぎ目、出入り口がなくなる事件が起こり、24時間以内にその出来事は世界中に感染。
人々の全ての職業が1日にして奪われた。そしてイライザ自身もサーバーダウンを防ぐために人間の精神病である多重人格障害を自ら発病させ7つの人格に分裂させ、国民を4種類の層に分類する事で管理した。
俺たちの学校は、東アジア工学機動隊育成高等学校精神医学部。
俺たちの敵は人じゃない。
俺たちを安全と安心のために管理しようとするAI。。。。。。。名前はイライザ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-14 10:57:10
25029文字
会話率:42%
ただひたすらゲームやアニメ、漫画などのコンテンツを消費し、空虚に過ごしていた俺は、ある日突然送られて来たオンラインゲーム「Virtual Society」の招待を受けてしまう。
Virtual Societyは現実世界の1000分の1の社
会が形成された仮想社会を1プレイヤーとして操作するオンラインゲーム。1000分の1規模の地球に1000分の1規模の日本、世界人口の1000分の1、720万人分のアカウントが暮らすVirtual Society(仮想社会)ははただ遊ぶだけのオンラインゲームではなかった。
Virtual Societyをこの莫大な規模で運用していくため、運営組織「Committer(コミッター)」はこのゲーム内での"金"を現実世界とリンクさせることに挑戦、成功させ、ユーザーの現実世界での資産をゲームでの資産として使えるようにし、またゲームでの資産を現実世界でも使えるようにした。
"金"により現実さながらのリアルを持ったオンラインゲームVirtual Societyは、その仮想社会において完全な資本主義を内包した、仮想であり、仮想でない社会が広がっていた。
戸惑いながらも俺はVirtual Societyの世界へとのめり込んで行く。
今は見る影もなかった、過去の自分が奮っていた多くの知識、才覚が多くの戦いの中で目覚め、数々の難敵を倒し、多くのプレイヤーと関わり、失っていた"自分"を取り戻して行く。
Virtual Societyでのプレイの末、過去、ついぞ見つける事のできなかった本当の答えがそこにはあった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-14 03:43:09
1163文字
会話率:13%