その子供は、大人になりたかった。
師匠のようなかっこいい大人に。
家の電話が鳴り、家にひとりきりだった子供は受話器を取ると、それは依頼の電話だった。
子供は気付く。
師匠の仕事の始まりは、いつもこの電話からだったと。
我慢しきれなかった子供
は、師匠の真似をして依頼を片手に高速バスに乗り込んだ。
もう何でも出来る気でいる子供は、ちゃんと目的地へ行くためのチケットも買えるし、一人でバス乗り場にだって行ける。
バスに乗ってからだってちゃんと師匠みたいに愚痴だって言える。
乗るバスを壊滅的に間違えた以外は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-12 12:22:07
275927文字
会話率:34%
神様には明確な特徴がある。あらゆる生命に恐怖を抱かせる程の圧倒的なオーラ、人間の知性では計りしえない超常現象を起こす能力、そして……壊滅的にひとの顔を覚えられない。そんな規格外な彼女と奇妙な共同生活を送ることになった時草時音。突如として非日
常に巻き込まれた大学生はやがて世界を揺るがす事象に飛び込んでいくことになる。やがて剛腕にして極一なる神巫女と呼ば「トキ! あらすじに介入しない!」むぅぅ……ちょっと常識のない神様との穏やかな非日常を描く……バトルものがよかったのになぁ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-10 16:41:11
2232文字
会話率:60%