「お前、何に執着してるんだ?」
ぼんやりと人間ウォッチングをしていた麻琴にかけられた不躾な声。顔を上げれば、そこには精悍な顔つきの青年が立っていた。
ここ十数年誰かに声をかけられたことはない。土塊だった道にアスファルトが張られ、森が消え
て住宅が立ち並んだ。馬の代わりに車が走るようになり、着物よりもドレスを着る人が増えた。それでも麻琴は相変わらず、この場から動けない。なぜなら彼女は地縛霊だから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-21 13:46:28
5771文字
会話率:63%
僕の趣味は人間ウォッチグだ。対象の人間を決めたら、その人間がどんな人間か推定する。生活環境、職業、家族等……。で、その後、対象人間の後をつけて検証する。どんな所に住み、職業は? 家族は?
観察、推定し、検証する。“人間ウォッチング”は知的
趣味で、ぼくは“名探偵ポアロ”なのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-12 09:00:00
1906文字
会話率:5%
僕の趣味は人間ウォッチグだ。対象の人間を決めたら観察し、その人間がどんな人間か推定する。生活環境、職業、家族等……。
最終更新:2015-12-24 09:00:00
1824文字
会話率:18%
いつもと同じ時間、ラッシュアワー、いつも見る顔の人々の憂鬱と希望
最終更新:2013-03-24 09:20:34
1998文字
会話率:0%