風の女神に仕え、魔物(ジャバウォック)を倒すクルセイダーとなって幾年月。女神のためにこんなに働いてきたのだから、少しばかりの幸運くらい期待してもいいはずだと全財産を賭け、ローランドは身ぐるみ剥がされて北の鉱山へ送られることになった。
「ちょ
っと待って! 俺には果たすべき使命と、守るべきかわいい弟子が――!」
なんて主張が聞き入れられるわけもなく、迎えに来てくれたと思った小悪魔は「魚のエサコースがおすすめですよ」なんて胴元に言っている。
これはろくでなしクルセイダーローランドと、その弟子ライカ、アッシュの、魔物と戦い世界を旅する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-16 20:00:00
44582文字
会話率:45%