子爵令嬢ルルメリアの家を訪れた、四歳年下の婚約者。彼は、彼の実家であるルオッシュ子爵家が借金のために貴族の地位も家財もすべて売らねばならなくなったのだと言う。
「君との婚約も破棄になってしまうんだって」
「大丈夫。それなら私があなたを家
ごと買うわ」
急いでルオッシュ子爵家に向かうと、商人との売買契約の話は始まっていた。
貴族の地位を買い求めたい商人と、婚約者を守りたいルルメリア。
ふたりが大金を手に火花を散らす。
※掲載先:小説家になろう、カクヨム折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-13 19:00:00
6893文字
会話率:50%
あらすじ
交渉バトル×異世界ファンタジー=ギルドマスター小説!?
「1つのパイを2人が食べたがっている。ギルコさんはどうしますか?」
オルエイザ大陸の未開拓地方アドセラにある森林の村“ ラドル ”。
“ 異世界 ”へと続く森が
あると言われている村に、一件のギルドがあった。
ギルド『クローバーエース』は村長から村の開拓を請け負ったギルドであり、そこにいるギルドマスターはどんなアイテムでも鑑定できる“ 審美眼 ”の能力を持っていた。
無職の冒険者“ リッツ ”は妹の“ ルル ”と共にラドル村につき、地図を売るためにギルドへ向かった。
訪問した先のギルドで彼を待ち構えていたのは16歳のギルドマスター、“ ギルコ・ギルミー ”であった。
生真面目だけどちょっぴりアザトい美少女ギルドマスター、ギルコさんとウソつき冒険者との交渉バトル。
没落貴族の遊び人、“ エテンシュラ・フィールド ”、
中二病の魔法剣士、“ マハラド・カシード ”、
隻眼の盗賊団、“ 黒き山林 << シュバルツ・バーウド >> ”、
そして、“ 欺く者 ”がギルコさんをダマシにかかる。
ギルコさんは故郷を守るために、彼らの仕掛けたウソを見破っていく。
RPGのクエストを与える側であるギルドマスターがクエストをこなしていくラノベ風ファンタジー小説。
ギルコさんは冒険者と交渉を重ねていく中で、交渉の意味を考えていく。
――交渉とは駆け引きか? それとも、出し抜くものか? はたまた、お互いの要求をすり合わしていくものか?
交渉を武器に戦う少女は、厳しい決断を迫られていく――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-29 07:00:00
225415文字
会話率:57%