一人の身体に憑依させ、僕達二人の理想を叶える。彼らはこの関係を、憑依同盟と呼ぶ事にした。
小さな村で起きた大きな火事。村で暮らす少年レノンは逃げる最中、放火魔と思わしき男と遭遇してしまう。魔法の腕の差は歴然で、無力感の中、死を悟った。
その時、杖から声が聞こえてきて、少年は天才魔女を自称する少女の魂と出会う。レノンは一生を賭ける決意で魔女に身体を貸し、代わりに願いを託す。だが魔女は確信がないまま感覚だけで魔法を使ってしまいーー
僕の一人の身体に少年と少女と二つの魂がある状態になってしまったのであった。
ここはメイジステン帝国。魔法を使えるただ一つの民族メイジスが、他の二つの民族と全ての土地を支配して一千年を超える世界帝国だ。
そんな世界で少年は、憧れの守護騎士を目指して旅に出る。夢見る少年は多くの人と出会い、苦難があれど助け合いながら生きていく。その中で少年は理解する。
世界とは理想郷ではなく帝国なのだと。
そんな世界でも叶えたい理想があるのだとーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 23:27:39
688627文字
会話率:59%
むかしむかし、大きな島にジョウ族とヤイ族という二つの民族が暮らしていた。ヤイ族はジョウ族を支配し、その歴史は長く長く続けられていた。
時は流れて、その大きな島に平等や人権といった概念が大きな島の外から持ち込まれた。
最終更新:2019-11-01 22:39:54
2909文字
会話率:0%
大陸を統治するアーシェラン帝国。
飢饉という言葉も存在しないほど実り豊かな国だが、民は常にアンノウンという謎の獣の脅威に晒されていた。
根なし草の便利屋をしている青年セディルは、ある日依頼を受けて向かった先の森で歌っている一人の少女と出会い
、成り行きで彼女の護衛をすることになる。
その少女の歌声はアンノウンの動きを封じることが出来るものだった。
彼女の抱える問題を解決しながら、様々な出会いと別れの中で絆を深めていく。
やがてセディルはある二つの民族の対立の歴史に巻き込まれ、そこに絡んだ大陸の秘密を解き明かしていくことになるのだった。
※挿絵はフリー素材の写真を編集して使用しています。
あくまでイメージですので、小説内容と描写が違う場合もあります。雰囲気だけくみ取って下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-27 03:34:30
59668文字
会話率:41%
遥か昔、惑星は一つだった。その惑星には二つの民族が栄えていたが、二つの民族間では争いが絶えなかった。二つの民族の合わせて七人の王は争いで衰退する人類を救うため王のみが使う事のできる不思議な力を使い、世界を二つの惑星にした。現在、長い時を経て
全世界に広まった王の力を、いつしか人々はをフォースと呼ぶようになった。これは一人の数奇な運命を持った少年の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-12-14 20:48:31
13743文字
会話率:42%