序章の続きは本編完結後に書く予定です。(というか、序章は飛ばして構いません。)
四章構成です。
バッドエンド注意。
名無しの少年が、自分という存在がここにいないことに気づくのは、些か遅すぎた。お陰で自らの手で仲間を何人もその手にかけてし
まう。紆余曲折を経て何とか名前と自分を取り戻すことが叶ったが、それは旅の終結を告げるものではなく、正しく世界を戻す。いや、ごく個人的な願いを叶えなければならなくなってしまう。故の始まりだ。そして、それは彼なりの贖罪であり、自己満足でもある。どうしようもないエゴだ。
ラプラスの経典を求める者は決してただ一人では無い。形は違えどその性質は何らかの形で伝わっている。
この物語は呑気な旅を描くものでは無い。少年少女達の後悔を描くものだ。
ラプラスの紙片は落とされた。ただ、正しくそれを知るとき彼らは——。
なんて格好つけて書いてますけどそんな壮大な話じゃないです。多分軽いです。結構軽いはずなんです。
……多分。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-22 08:42:50
73780文字
会話率:38%