「ひびき おばあちゃんだよ あいたかったぞ♡」
信じられないほどかわいい幼女は、満面の笑みを浮かべ、俺に両手を差しのべた。
ばあちゃんを見送った日、気が付くと知らない神殿の中に立っていた。
傲岸不遜で、ばばあ口調の美幼女は、自分は皇女であ
り、死んだばあちゃんの転生者だと言う。
ばあちゃんの記憶を持って転生したが、外見も中身も全く別人。
超絶かわいい容姿とは裏腹に、高飛車、高慢、超絶性格悪い。
そして、異世界の中で有数の魔力、魔法知識をもち、『時』を魔石に変えることができ、その強さから神とも魔王とも言われる皇女。
そんな皇女に「おっさんを近くに置きたくない」と言う理由で、27歳 ⇒ 高校生ぐらいに戻された俺。
27歳。おっさん言うな!
でも、異世界まで、わざわざ俺を召喚するなんて、俺にしかできない事だろう。
それなら、できる限り頑張るさ。。
が。
くそ生意気な皇女は、『お前は、下僕で奴隷でペットで騎獣じゃ。わしの傍でゴロゴロして、身体を大切にしていれば良のじゃ』と俺をペットで騎獣扱いし、挙句は『湯たんぽ』扱い!
召喚しといて、ふざけんな!
せっかくの異世界。俺は安全に魔物を見たいし、安全に冒険に行きたいんだ!
楽しい異世界生活を送るうち、つじつまが合わないことに気が付いた。
本当の召喚理由を隠している。
皇女は絶対ロリババア。実際の年齢不詳。
周りは口を濁すだけで、誰も教えてくれない…。
皇女の思惑と、従者達の思惑が交錯し、それぞれ俺を取り込もうとする。
始めは楽しい異世界ライフ。
しだいに権力争い、軍備増強、戦争利用のため、俺を魔王化?
皇女が俺を召喚した本当の理由とは?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-28 22:23:39
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