白き鎧纏う近衛騎士において青の鎧を纏った少年がいた。
少年は『青騎士』と呼ばれ畏怖されていた。
魔法、魔術、そして錬金術。
それらを内包した魔導学の発達によって人がその版図を広げていった時代。
魔王討伐によりもたらされた平和。
しかし何時の時代も、何処の場所でも人は、完全な善となることはない存在であった。
魔王の恐怖によって鎮まっていた欲望は熾火のように熱く、穂の揺れる麦畑にまた戦の火を立ち上がらせる。
勇者と魔王の血を受け継ぎ、しかし王族の身分を剥奪された少年ルルヴァ。
青騎士と呼ばれる彼は、仲間と共に動乱の時代を駆ける。
※序章(峡谷の戦士以前)を改稿、加筆中です。
最新の投稿が前のエピソードに追加されることがあります。
よろしくお願いします。
※カクヨムにも掲載をしています。
※大図書館が現れました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-18 12:00:00
81371文字
会話率:26%
希代の醜女、公爵家の次女アンジェリーヌ・セレス・ド・ベルジェラックには、ひとりの愛息子がいた。少年の名はミリアム。後に、その魅力で一つの国家を転覆させる傾国の美男であった。
※当作品内で主人公の容姿に対しての具体的な描写はされません。
主人公は美少年の方が良いという方は、この世界での男性の美醜の判断基準は、女性的である方が男らしく(美しく)なると考えてお読みください。
※●印に挿絵有り。ご注意ください。
この作品はArcadia様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-28 22:21:36
39573文字
会話率:40%