こんなおれでも、まだくたばっちゃいない。
最終更新:2022-12-15 07:00:00
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会話率:0%
わたしは体調が悪い。ずっと、眠くてだるい。それが、死ぬほど苦しい、たおれそう、寝こんでいるような病気ではなくて、微妙な感じで他人に通じないのがいやだ。
水族館で、わたしは、ペンギンを見ながら彼氏のセミとわたしの関係を思う。
「水族館の生
きものって、本当に生きものなんだよね、ただの。生きてるだけ、最短距離で。ペンギンとか、実はかわいくないんだよね。じっとしてる。野生の生きものは本当に合理的で、むかつくくらい合理的で、生きるのに最短距離なんだ。交尾、セックスだって愛してて気持ちいいからじゃなくて、ただ、子孫をふやそうっていう本能から、やってるだけ」
わたしは、セミに、誰でもいいけど、愛されたい。
そうじゃなければ、水族館の動物になりたい。溶けてる、ちがう、おしっこもらしてる。下っ腹の激痛は、やっぱり血尿だろう。人間のにおいがする。これを全部出し切れば、体は治って、ペンギンになることもできるだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-06 20:15:20
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会話率:62%
何でも屋“デウ”を生業とする3人兄妹――兄ブランク28歳、その弟アスキート23歳、そして、133番街の“死の女神”ララ14歳――。一発の銃声がして、ブランクは自分が下っ腹に銃弾を受けたことに気づいた。
最終更新:2005-12-11 22:23:40
4520文字
会話率:37%