かつて勇者であったレオン・ミラエールは、今正に処刑台に送られようとしていた。
処刑までの五日間、教会での改心の時間を与えられた彼は、魔王討伐の旅路を陰から支えてくれた聖女への罪の告白を望むが――
「残念ながら業務時間外です。手当つくんで
すか? つかないでしょう? つまり、仕事なんてしたくありません。はい以上、解散」
彼女は信仰心ゼロどころか、常に腹を空かせていて、まともに仕事をしていないようなものぐさ聖女様だった。
コレは、ものぐさな聖女様が、勇者の処刑を所望するまでのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-10 17:32:24
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会話率:51%