憧れの先輩、工藤が幼い頃に行ったという『幻のパン屋』を求めて、堤真理恵(つつみまりえ)は山の中のバス停を降りた。しかし、探せど探せどパン屋は見つからない。あるのは鬱蒼とした山林と、『猪注意』の看板だけ。そこで真理恵は、クラスメイトの四季雄司
(しきゆうじ)と遭遇する。「散歩して遊んでた」と言う四季に、真理恵は驚きを隠せない。そんな二人の頭上に一匹の日本蜜蜂が飛んでくる。
「パン屋、見つかるかもしれないよ。堤さん!」
真理恵に笑いかけた四季は、真理恵の手を取り、蜜蜂を追って走り始めた。
青春小説の王道だよ☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 16:07:24
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会話率:43%