私大の二年生、花井田広大は自分の部屋で目覚めると、すぐ側に戸破多歌という女性が寝ていることに気付いた。
広大の昨晩の記憶はあやふや。しかし多歌とのやり取りで記憶は甦って行き、単純に記憶があやふやになっていただけではない事に気付く。
隣に多歌
が出現した今日「九月一日」。
しかし「九月一日」はもう終わったはずなのだ。
だがループと単純に片付けることも出来ない。その上、多歌は曰く付きの人物の可能性も――?
そんな確定しない世界で、広大は何を思い、どう判断するのか?
この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-02 19:09:24
130517文字
会話率:38%