王立魔導工房で働く魔導師のシンには、同じ工房で働く幼馴染みがいた。
彼女の名は、魔導師カレン=ザーランド。
シンから見て、カレンは魔導の天才だった。
しかし、人付き合いが苦手でコミュ障気味のカレンは、工房内で正当に評価されていなかった。
それどころか派閥争いの余波で、嫌がらせすら受けていたのだ。
日々、出来るだけカレンを庇うシンだったが、カレンはついに王立魔導工房を退職するつもりだとシンに打ち明ける。
自分自身の工房を立ち上げるのだと、決意をシンに告げるカレン。
それを聞いたシンも、カレンと新しい工房立ち上げを手伝うため、王立魔導工房をともに退職することを決意する。
天才たるカレンの側にいた方が、何かと面白そうだから、と。
そんな、自分を凡才だと思っているシンだったが、実は魔導の才も人並み以上にあった。さらに、その組織内調整能力の高さで、とても重宝されていた。
そう、シンもカレンと同じくらい王立魔導工房にとって欠かせない存在だったのだ。
そんな二人の辞めた王立魔導工房の混乱を尻目に、野に下りた二人の魔導師は、栄達していくこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-16 07:26:41
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会話率:43%
突如現れた謎の迷宮。そこから現れる魑魅魍魎は人間達を見境なしに襲った。その未曾有の混乱に立ち上がったのが魔法少女達だった。梓はその中でも実力、人気共にトップクラスの魔法少女だ。しかし、梓は魔法少女を辞めたかった。脳筋の梓はいつしかゴリラと呼
ばれるようになったからだ。メンタルが弱い梓は幼馴染で同僚の日奈子に相談を持ちかける。梓は日奈子と一緒に退職届を提出しに、魔法少女協会へと足を運んだ。しかし簡単にはいかない。最後のお願いとして迷宮の調査を依頼されるのだった。困惑しつつも最後の依頼ならばと、梓と日奈子は迷宮に向かうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 17:32:47
2085文字
会話率:28%