記憶を失くしたヴェスパーはある夏の暑い日に砂浜で目を覚ます。自分の名前しか覚えていないヴェスパーは孤児院に引き取られるが、死んだはずの人狼王に似ているため、人狼を絶滅に追いやろうとしている吸血鬼に攻撃される。いったい記憶を失う前のヴェスパー
は何者だったのだろうか? そして人狼王は本当に死んだのか? 幻想と現実が交錯するなか、人狼、吸血鬼、そして人間の存亡をかけた戦いが始まる。そしてヴェスパーにも着々と悪意を持った何かが忍び寄る――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-04 22:54:50
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会話率:39%