謎のウィルスにより凶暴化し人間が人間を襲うようになってから半年、パンデミックを起こすと成す術もなく世界は終焉を迎えた。
生ける屍と化した“奴ら”は人間に襲い掛かり肺だけを貪り喰う。そして肺を失った遺体はまた奴らへと変わるのであった。
人類全
てがウィルスに感染したと思われる絶望の中、非喫煙者の方が発症率が高く、喫煙者の発症率は低いことがわかる。また、喫煙者は奴らに襲われても肺を全て喰われていないなど、煙草の成分が奴らに対するなにか有効な対抗手段ということが判明した。
これは、そんな終末の世界で繰り広げられる「吸うか喰われるか」の物語である。
ジョージAロメロ監督のご冥福をお祈りいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-30 21:08:38
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会話率:41%