青年、ジェイムズ・マーシャルはクライマーである。幼い日、兄に連れられて壁面を登ったあの日から、クライミングというものに魅せられてしまった。
それから、青年は登り続けた。磨かれたスラブを。天井のようなルーフを。聳え立つオーバーハングを。
その
核心を掴んだとき。駆け抜ける稲妻の様な衝撃を知ってしまって。
――だから。家族、友人、見知らぬ誰か。数多の人との邂逅が訪れても。
ジェイムズは、登るだけ。
空想クライミング小説です。
趣味全開ですが、知識が乏しいので間違った点が在るかもしれません、ご容赦ください。また、なるべく早めに更新しようと思いますが、都合により頻度を保てないときがあると思います。申し訳ございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-02 18:20:28
152701文字
会話率:30%