翼族最後の生き残りエルピスと共に女王の待つ屋敷へと戻るも、そこに彼女たちの姿は誰一人としていなかった。少年ラクイラからも彼女たちの存在すらもないものとされてしまった。そこへ三通の手紙が届けられ、生命の神、翡翠色の龍、エルピス、ラクイラは、招
待された魔王城へ赴くこととなった。そして、血族の力の目覚めと、王位継承戦への招待状が訪れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-03 00:04:48
187799文字
会話率:60%
皇国の神官であるアヤリは、母の命令により南方の小国ラクイラの王子ギルバートと見合いをすることに。
趣味は密約、特技は謀略、好きな言葉は情報操作。狸への道をまっしぐらな彼女と、お日様の下でのびやかに伸ばし放題育ってきましたと言わんばかりの彼
。到底そりが合いそうにない二人だが、そこには予定外のトラブルが待ち受けていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-22 18:39:53
154119文字
会話率:42%
大学最後の休暇にルネッサンス期の絵画特集の中にあったラファエロの模写を飾る教会を訪ねるためにラクイラの町を初めて訪れた。
その教会に隣接する小さなホテルに宿泊した真由は、常連客であったルチアーノ・モロー(32歳準教授)と運命の出会いをする。
それは偶然にも真由が愛読していた美術書に関わった人であったからであり、真由が愛するラファエロの信奉者であったから…。
しかし、元妻ソフィアに未練を残すルチアーノを見てしまった真由は、
彼への思慕が深まる中、ラクイラを去る決心をする。そして、二年後、
ローマでアルバイトをしながら美術史を研究する26歳になったばかりの春、偶然にもかつての恋人であったルチアーノの近況をテレビで知る…。
ルチアーノを忘れられなかった真由は、二年ぶりにラクイラを訪れ再会する…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-28 05:31:10
60831文字
会話率:5%