「あら、ご存知ありません?」
この言葉の後に続くのは全て嘘八百……だけれど、ソニア・ヘイドルム侯爵令嬢の言葉にはその場にいる誰もがそれを分かって耳を傾ける。
その場にいる人を幸せにする『嘘』を吐くのが彼女であり、それは王太子妃として諸外
国と渡り歩くための社交性の一つとして評価されていた。
しかし、当のソニアは『王太子妃、引いては国母なんてなりたく無いわい、嘘吐き女として精々振る舞ったるわ!』という、王太子妃候補からふるい落とされたい一心での振る舞いだった。
王太子妃候補は5人。そして王太子であるランドルフ・ディ・ヴァレンティヌは紺の絹糸のような髪に黒曜石の瞳の美丈夫であり、『氷の貴人』と呼ばれる無表情、無感情な男だ。見た目と帝王たる威厳、知識と知性はあるが、愛される、とは程遠い。
そんな彼を支える妻として王太子妃を選ぶべく、1ヶ月の間離宮を与えられた王太子妃候補『リリィクイン』たち。
ソニアは平和に、平穏に、誰の家とも不和を起こさず、実家に帰る事を目的にしていたが、何故か他の候補が勝手に身を引いていく……?
※感想の取り扱いは活動報告を参照してください。
※アルファポリス 様でも別名義で掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-31 19:00:00
31735文字
会話率:32%
僕はいつもマナーモード
最終更新:2019-05-24 08:27:53
388文字
会話率:0%
もう、止めにしませんか。
最終更新:2015-10-31 23:49:07
752文字
会話率:0%
出されたお題を元に、一週間で書き上げてみよう企画第二十弾!
今回のお題は「マナーモード」「内股」「爆竹」
『エンゼル』と呼ばれる異邦者が訪れる世界。対抗できるのは『シャイターン』と呼ばれる巨人だけ。
だが今回の主人公はその『シャイターン
』の搭乗者ではなくその戦いに巻き込まれた一般人で……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-12 10:12:20
9602文字
会話率:54%
水魚の交わり、刎頸の交わり、管鮑の交わり・・・それらの中に、『缶と缶切りの交わり』と加えておいてください(笑)ひょんなことから異世界に行ってしまった2人の、縁あるお話です。よくある話ですが、どうぞよろしくお願いします。※※※三題噺「南十字星
、マナーモード、シーチキン」で書きました。5話完結。※自ブログにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-03 01:00:00
7439文字
会話率:43%
通学電車の中で、憧れの先輩と正面から密着。
最終更新:2011-12-23 14:58:33
2931文字
会話率:55%