出会いは最悪だった。別れはもっと最悪だった。その後は現実から目を背けてきた。ただ、今度は違う。何もかも失った今。出来ることは前に進むことだけ。孤高の天才ランナー宮野渚。彼の心を動かした石川奈穂子。そして...。あらゆる知識と経験を武器に、低
迷する母校を再び全国へ。長く険しい道のりを宮野たちは乗り越えて全国の舞台に立てるのか。待ち受けるライバルと繰り広げる戦いの数々。明かされる宮野の過去。あの日あの時宮野たちに何が起こったのか。なぜ彼は陸上を辞めたのか。長くて短い1年間のヒューマンストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-11 01:30:30
9027文字
会話率:54%
誰にも必要以上に踏み込まない、実は心は孤独を選ぶ…昔からそうやって生きてきた。なのに…
お人好しの威咲(イサキ)と出会ってから孤独主義だった一夜(イチヤ)の心に訪れる変化。だが威咲には己すら知らない秘密があった。その秘密が次第に明らかにな
って行く…
頭に直接聞こえてくる誰かの声に悩み始めた威咲。知らないのに私、この声を知ってる?
声は一体なんなのか。それに導かれて物語は動き始めてゆく―――――――――
「元々威咲という存在はない、威咲という存在はこの身体が過ごした時が作り上げた記憶に過ぎない」
自分の存在がまやかしだと言われてショックの威咲。
声の主の彼女と威咲は同時には存在できない。私、そのうち消えるのかな…
※●の回には挿絵があります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-24 21:15:15
305908文字
会話率:47%