舞台は15世紀、イギリス。
ボアーズヘッド亭の主人である私が、店のオーナー兼客であるファルスタッフにご飯を提供するおはなし。
かの有名な劇作家シェイクスピアの書いたウィンザーの陽気な女房達は様々な作曲家の題材になっていました。椿姫で有名
なヴェルディも彼自身の最後のオペラとしてファルスタッフというオペラを作曲しました。ファルスタッフはウィンザーの陽気な女房達に登場する悪役主人公で、この短編ではオペラ、ファルスタッフが始まる少し前のシーンを、ちょびっとだけ出てくる飲み屋のマスターの視点から書いています。
背景の調査不足やわたくし自身の力不足で上手に描写しきれていないかもしれませんが、細かい部分に目をつぶって読んでいただけるとありがたいです。あわよくばオペラやシェイクスピア、何よりファルスタッフに興味を持っていただけると幸いです。それではどうぞ。
小説家になろうの公式企画、秋の歴史のために書き上げた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-21 22:15:25
2298文字
会話率:20%
お初にお目にかかります、私は狛犬の付喪神のポチと申します。今は訳あって現世におります。
現世とは?これは失礼しました。人間が住む世界が現世、そして神、霊、あるいは妖怪など現世にいてはいけない者たちが浮世に住まうのです。もちろん、私も浮世にい
なければならないのです。しかし何かに憑りつくことで一時的にですが、現世にいることができます。私は今、ある人を待っておるのです!
あっ、来ました!それではドタバタとしてしまいましたが、ここらで失礼させて頂きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-03 23:08:22
1202文字
会話率:52%