ある日唐突に、異世界へ行くことになった。
なんでもそこでは魔王が一人で大暴れしているらしく、これを倒してくれと依頼されたのだ。
え、なんでそんなことを俺に頼むんだよと考えていると、神は言った。「君の特技が生かされる」と。
さて、魔王の攻撃を
見てみると……
どう見ても弾幕ゲーです。本当にありがとうございました。
※自サイトから転載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-23 20:00:00
72292文字
会話率:39%
雑魚。糞の役にも立たない。糞の方が役に立つ。嘲笑された事は数知れず。
不良にだって負けるし、女の子にだって負けるし、子供にだって負ける。
俺は戦闘能力がゼロの男。
ただし、魔力だけは尋常じゃない程溢れていた。
でもそこはやっぱり戦
闘能力がゼロな男。
魔力を腕力に変換出来ない。
魔力を魔法にすることが出来ない。
魔力だけ溢れている宝の持ち腐れ。
弱すぎるという意味でつけられたあだ名は数多く。
その中の一つはあまりにも皮肉が効いていた。
『蓄電池』
溜め込まれた大量の魔力も、放出する方法がなければ無意味で、何の役にも立たない。
魔法は万能で、魔法で全ての事が出来て、魔法が全てを支配し、それ故僅かばかりにしか電気が発達していない世界。
電気よりも魔法の方が便利なのだから仕方ない。
嘲笑される電池という存在。有効活用出来る物が無ければ、電池だけ有っても意味がない。
自分は弱いと理解している。
だったら。
――俺が弱いなら、守ってくれる人が強くなれば良いじゃない。
※個人サイトにもうp
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-01 21:00:00
30349文字
会話率:26%